円形脱毛症について詳しく知ろう
円形脱毛症(Alopecia Areata)は、自己免疫性の疾患であり、頭皮や体の他の部位に円形の脱毛症状が現れる病態です。
この症状は、通常は健康な毛髪が突然抜け落ち、円形または楕円形の脱毛部が形成されることで特徴づけられます。
円形脱毛症は、男性も女性も全年齢層で発症する可能性がありますが、特に若い年齢層に多く見られます。
この疾患の原因は、まだ完全に解明されていませんが、自己免疫反応が関与していると考えられています。
免疫系が誤って毛包を攻撃し、毛髪の成長を妨げることが原因とされています。
また、遺伝的な要因も影響している可能性があります。
症状と進行のパターン
主な症状は、頭皮の円形の脱毛だけでなく、髭、まつげ、眉毛などの体毛にも現れることがあります。
円形脱毛症は、一部の患者では局所的な脱毛にとどまる場合もあります。
が、他の場合では進行し、全身性の脱毛に至ることもあります。
しかし、幸いなことに多くの場合、円形脱毛症の毛髪は再生することがあります。
ただ大体数ヶ月から数年かかるとは言われています。
進行パターンは、個人によって異なります。
一部の患者は軽度の脱毛で済む一方で、他の人は激しい脱毛を経験することもあります。
脱毛部が拡大して多くの毛髪を失うこともありますが、再生の可能性がある点が重要です。
円形脱毛症の治療法と対処法
円形脱毛症の治療法は個人によって異なります。
一部の患者では、円形脱毛症が自然に改善することもありますが、完全な治療には至らないこともあります。
医師による治療法としては、以下のようなものが考えられます
- ステロイド注射:炎症を抑えるために脱毛部にステロイド薬剤を注射します。
これにより、毛包への免疫反応を抑え、毛髪の再生を促進する効果が期待されます。 - 外用ステロイド剤:脱毛部に対して外用ステロイド薬を使用することもあります。
これはステロイド注射と同様に炎症を和らげ、毛髪の再生を促進します。 - ミノキシジル:毛髪成長を促進するために、ミノキシジルを使う場合があります。
これは、脱毛部に直接塗布される薬剤で、毛髪の再生を助けることが期待されます。 - 光線療法:紫外線療法などの光線療法も選択肢となることがあります。
光線療法は、毛包に対する免疫反応を調節するために使用されることがあります。 - 脱毛症のウィッグやヘアピースの使用:一時的な対処法としてウィッグを使うことも考慮されることがあります。
これは、見た目や自信の回復に役立つ場合があります。
円形脱毛症に鍼灸ができること
円形脱毛症に対して鍼灸治療が行えることは、以下のような点です
- 炎症の軽減:鍼灸は体のバランスを整える治療法で、円形脱毛症の炎症を軽減する効果が期待されます。
- 免疫調整:円形脱毛症は免疫の問題が原因です。鍼灸によって免疫系を整え、体の自己免疫反応を抑えることができるかもしれません。
- 血流や神経の活性化:鍼灸治療によって毛包周辺の血流や神経の活性化が促進されるため、毛髪の成長を刺激するかもしれません。
- 安全性:鍼灸は安全で副作用が少ない治療法です。円形脱毛症の患者にとって安心して試せる選択肢です。
- 心理的サポート:鍼灸治療はリラクゼーション効果があり、心理的なサポートにもなります。円形脱毛症の症状によるストレスを和らげる手助けが期待できます。
来院~施術の流れ
予約いただく際には、以下の流れに従っていただきます。
(ネットですでに問診票記入済みの場合)
- ご来院
- 問診
- 検査、テスト、切診(触診)
- 状態、施術の説明、確認
- 施術
- 施術後の状態の確認
- お会計・次回予約
初診の場合は、お時間を80分程度みておいてください。
2回目以降は60分程度で終わります。
施術前にはお着替えが必要ですが、こちらでご用意しております。
施術は仰向けからスタートし、足、腕、お腹、胸などに鍼とお灸をします。
次にうつ伏せになっていただき、首、背中、腰、足、などに鍼とお灸をします。
施術後は、再度仰向けになっていただき、脈や顔色などを再確認して施術終了です。
施術前と施術後の状態の変化をお聞きしたのち、お会計をさせていただきます。
予定が決められる方には次回のご予約をお取りします。
初めての方は初診料がかかります。
ですが1年未満の場合は期間が空いても頂くことはありません。
ご予約は、メール、予約フォーム、LINEによる24時間の受付が可能です。
施術者が専属で施術を行うため、急な施術には無理が生じるおそれがありますので、完全予約制となっています。
事前のご予約をお願い致します。