頸肩腕症候群の治療法と予防策

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頸肩腕症候群は、現代のライフスタイルによって引き起こされる症状です。

  • 首、肩、腕に痛み
  • しびれ
  • 可動域の制限などの症状が現れます。

デスクワークやスマートフォンの使用が増え、姿勢の悪化やストレスが原因とされています。

これにより、多くの人々が日常生活に支障をきたすようになりました。

この記事では、頸肩腕症候群の症状と治療法について詳しく解説し、改善するための方法を紹介します。

頸肩腕症候群の症状

頸肩腕症候群には、次のような症状が見られることがあります。

頸部(首)の症状

  • 首のこりや痛み: 長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、首の筋肉が緊張し、こりや痛みを引き起こすことがあります。
  • 首の可動域の制限: 首の周囲の筋肉や関節に影響を及ぼし、首の可動域が制限される場合があります。
  • 頭痛やめまい: 首の症状が原因で頭痛やめまいを経験することがあります。

肩の症状

  • 肩の痛みや張り感: 肩の周辺の筋肉や組織に炎症や緊張が生じ、肩の痛みや張り感が現れることがあります。
  • 肩甲骨周辺の症状: 肩甲骨の周りにも痛みや不快感が広がることがあります。
  • 肩関節の可動域の低下: 肩関節の可動域が制限され、肩の動きがスムーズに行えなくなることがあります。

腕の症状

  • 腕のしびれやチクチク感: 首や肩の神経に圧迫が生じることで、腕にしびれやチクチク感が現れることがあります。
  • 腕の力が入りにくくなる: 腕の筋力が低下し、物を持つ力が弱まることがあります。
  • 上腕部や前腕部の症状: 腕の特定の部位に痛みや違和感が生じることがあります。

その他の関連症状

  • 背中や胸部にも広がる症状: 頸肩腕症候群の症状が背中や胸部にも広がることがあります。
  • 手の指のしびれや力の低下: 首や肩の神経に影響が及び、手の指にしびれや力の低下が生じることがあります。

頸肩腕症候群の原因

頸肩腕症候群の主な原因は、以下のような要因が挙げられます。

デスクワークやスマートフォンの使用などの生活スタイル

近年、デスクワークやスマートフォンの使用時間が増え、首や肩の筋肉が長時間にわたって緊張した状態になることが頸肩腕症候群の原因となることがあります。

姿勢の問題

正しい姿勢を保たないことにより、首や肩に負担がかかっていしまい頸肩腕症候群の症状が現れることがあります。

ストレスや心理的要因

ストレスや不安感などの心理的要因が、頸肩腕症候群の発症や症状の悪化に関連していることがあります。

頸肩腕症候群の診断方法

頸肩腕症候群の診断には、以下のような方法が用いられます。

症状の詳細な聴取

医師が患者の症状を詳細に聴取し、症状の発生経緯や現在の状態を把握します。この際に、痛みの箇所や症状の程度、日常生活における制約などを詳しく尋ねることが行われます。

身体的評価と検査

医師が患者の首、肩、腕の可動

域や筋力、姿勢などを検査し、診断のための評価を行います。

これにより、頸肩腕症候群によって引き起こされる具体的な身体的な問題を把握します。

他の疾患との鑑別診断

頸肩腕症候群の症状は、他の疾患と類似している場合もあるため、他の疾患との鑑別診断が行われます。

腕のしびれや力の低下などの症状は

  • 脊椎椎間板ヘルニア
  • カルペルトンネル症候群(手根管症候群)

といった他の神経障害と混同されることがあります。

検査方法

頸肩腕症候群にはアレンテスト

頸椎椎間板ヘルニアではジャクソン・スパークリングテスト

手根管症候群ではファーレンテストなどがあります。

頸肩腕症候群の治療方法

頸肩腕症候群の治療には、以下のような方法が用いられます。

セルフケアと日常生活の改善

日常生活でできるセルフケアが重要です。

正しい姿勢を保つための注意点や

  • ストレッチ
  • リラクゼーション法
  • エクササイズ

などを取り入れ、症状を改善するための工夫をします。

鍼灸治療の効果

当院でも行なっている鍼灸治療は、頸肩腕症候群の対して効果があるとされています。

鍼灸は

  • 筋肉の緊張の緩和
  • 血流を改善
  • 神経症状の緩和

にも役立ちます。

マッサージやストレッチの有効性

マッサージやストレッチなどの施術も、頸肩腕症候群の症状を和らげる効果があります。

筋肉の緊張を緩め、可動域を改善するために、定期的な施術を受けることが有益です。

薬物療法の考えられる場合

頸肩腕症候群の症状が重い場合や炎症が見られる場合には

  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
  • 筋弛緩剤

などの薬物療法が行われることがあります。

ただし、長期的な薬の使用には注意が必要です。

予防と日常生活の注意点

頸肩腕症候群の予防には、以下のような方法が役立ちます。

頸肩腕症候群の予防方法

予防のためには、正しい姿勢の保持や適切なエクササイズ、ストレスマネジメントが重要です。

特に長時間のデスクワークを行う場合には

  • 姿勢に気を配ること
  • 定期的な休憩
  • ストレッチ
    などが大切です。

日常生活の改善

頸肩腕症候群の予防や改善には、日常生活における健康的な習慣が重要です。

バランスの取れた食事や十分な睡眠を確保し、体力を維持することが役立ちます。

まとめ

頸肩腕症候群は、現代社会の生活スタイルが原因で引き起こされる症状です。

日常生活でできるセルフケアや治療を組み合わせることで、症状を軽減し、改善することができます。

適切な予防や生活の見直しを行い、健康な日常生活を送ることが大切です。

来院~施術の流れ

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予約いただく際には、以下の流れに従っていただきます。
(ネットですでに問診票記入済みの場合)

  1. ご来院
  2. 問診
  3. 検査、テスト、切診(触診)
  4. 状態、施術の説明、確認
  5. 施術
  6. 施術後の状態の確認
  7. お会計・次回予約

初診の場合は、お時間を80分程度みておいてください。

2回目以降は60分程度で終わります。

施術前にはお着替えが必要ですが、こちらでご用意しております。

施術は仰向けからスタートし、足、腕、お腹、胸などに鍼をお灸をします。

次にうつ伏せになっていただき、首、背中、腰、足、などに鍼とお灸をします。

施術後は、再度仰向けになっていただき、脈や顔色などを再確認して施術終了です。

施術前と施術後の状態の変化をお聞きしたのち、お会計をさせていただきます。

予定が決められる方には次回のご予約をお取りします。

初めての方は初診料がかかります。

ですが1年未満の場合は期間が空いても頂くことはありません。

ご予約は、メール、予約フォーム、LINEによる24時間の受付が可能です。

施術者が専属で施術を行うため、急な施術には無理が生じるおそれがありますので、完全予約制となっています。

事前のご予約をお願い致します。

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