腰痛は、日本人の約4割が経験する、身近な症状のひとつです。
腰痛の原因は、筋肉の疲労や使いすぎ、姿勢の悪さ、骨や関節の病気など、さまざまです。
首のこりが腰痛の原因として考えられることは、あまり知られていません。
しかし、首のこりが腰痛を引き起こすケースは、決して少なくありません。
【腰痛に関する記事】
首のこりと腰痛の関係
首のこりがあると、首から背中にかけての筋肉が緊張します。
この緊張は、腰の筋肉にも影響を及ぼし、腰痛を引き起こす可能性があります。
具体的には、以下の筋肉が関係していると考えられます。
- 僧帽筋:肩甲骨と頭蓋骨をつなぐ筋肉です。首を後ろに倒したときに働きます。
- 斜角筋:首と胸郭をつなぐ筋肉です。首を横に傾けたり、回したりするときに働きます。
- 広背筋:背中にある大きな筋肉です。肩を後ろに引いたり、腕を後ろに伸ばしたりするときに働きます。
- 多裂筋:腰にある筋肉です。腰を伸ばしたり、反らせたり、回したりするときに働きます。
これらの筋肉は、首と腰をつなぐ筋肉です。
首のこりがあると、これらの筋肉が緊張し、腰の筋肉にも影響を及ぼして、腰痛を引き起こす可能性があります。
また、首のこりによって、脊髄神経や血管が圧迫されると、腰の神経や筋肉に栄養や酸素が十分に行き届かなくなり、腰痛の原因となります。
首のこりによる腰痛の症状
首のこりによる腰痛は、腰の鈍痛や重だるさ、冷えなどが特徴的です。
また、腰を動かすと痛みが強くなることがあります。
さらに、首のこりによる腰痛は、腰痛のほかに、肩こりや頭痛、めまいなどの症状を伴うこともあります。
首のこりに鍼灸が有効な理由
鍼灸治療は、首のこりを改善し、腰痛を予防・改善するのに効果的です。
鍼灸治療は、首のツボを刺激することで、首の筋肉をほぐし、血行を促進します。これにより、首のこりが改善され、腰痛の症状を緩和することができます。
また、鍼灸治療は、自律神経を整える効果もあります。自律神経が整うことで、腰の筋肉の緊張が緩和され、腰痛の予防につながります。
まとめ
腰痛の原因として、首のこりが考えられることは、あまり知られていません。
しかし、首のこりが腰痛を引き起こすケースは、決して少なくありません。
首のこりによる腰痛の症状が気になる方は、早めに鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
来院~施術の流れ
予約いただく際には、以下の流れに従っていただきます。
(ネットですでに問診票記入済みの場合)
- ご来院
- 問診
- 検査、テスト、切診(触診)
- 状態、施術の説明、確認
- 施術
- 施術後の状態の確認
- お会計・次回予約
初診の場合は、お時間を80分程度みておいてください。
2回目以降は60分程度で終わります。
施術前にはお着替えが必要ですが、こちらでご用意しております。
施術は仰向けからスタートし、足、腕、お腹、胸などに鍼とお灸をします。
次にうつ伏せになっていただき、首、背中、腰、足、などに鍼とお灸をします。
施術後は、再度仰向けになっていただき、脈や顔色などを再確認して施術終了です。
施術前と施術後の状態の変化をお聞きしたのち、お会計をさせていただきます。
予定が決められる方には次回のご予約をお取りします。
初めての方は初診料がかかります。
ですが1年未満の場合は期間が空いても頂くことはありません。
ご予約は、メール、予約フォーム、LINEによる24時間の受付が可能です。
施術者が専属で施術を行うため、急な施術には無理が生じるおそれがありますので、完全予約制となっています。
事前のご予約をお願い致します。