はじめに
緑内障は視神経の障害を引き起こす眼疾患であり、視力障害や失明の原因となります。
西洋医学においては、主に眼圧のコントロールや手術が一般的な治療方法として用いられています。
しかし、近年では伝統的な鍼灸療法が緑内障の症状緩和に寄与する可能性が示唆されています。
本記事では、鍼灸療法が緑内障にどのような効果があるかについて検証していきます。
緑内障の原因
緑内障の主な原因は、眼内の液体である房水の排出が妨げられることによる眼圧の上昇です。
通常、房水は眼内で生成された後、眼の前部から排出されていますが、排出が滞ることで眼圧が上昇します。
眼圧の上昇が持続すると、視神経が徐々に損傷し、緑内障の症状が進行します。
緑内障は進行性で、早期発見と適切な治療が重要です。
症状
緑内障の初期段階では、症状がほとんど現れません。
ですが、病気が進行すると次第に症状が現れることがあります。
緑内障の主な症状としては、以下のようなものがあります
- 視野の狭窄:視界の周囲が見えにくくなる感覚。
- 視力の低下:特に遠くが見えにくくなることがあります。
- 眼痛:眼の奥や頭痛を伴うことがあります。
- 虹彩:白い光の周りに虹のような色が見えることがあります。
これらの症状が現れた場合は、早期に眼科医の診察を受けることが重要です。
緑内障の治療法
一般的な治療法は、眼圧の低減を目指すことです。
これには点眼薬や口服薬による眼圧降下薬の使用が含まれます。
さらに、症状の進行を抑えるために、レーザーや手術による眼圧のコントロールが行われることもあります。
鍼灸療法の基本と緑内障へのアプローチ
鍼灸は経絡を刺激することで、身体のバランスを調整し、健康を促進するとされています。
緑内障に対して鍼灸が効果があるとされる理由としては、
- 目の血流の改善
- 眼圧の調節
- 眼疲労の軽減
などが挙げられます。
鍼灸は、視力の改善を目指すのではなく、症状の緩和や進行の抑制に関係することがわかっています。
当院での治療
当院では眼圧をさげるために目の周りに鍼と灸を行います。
またそれに伴いその方の体質を判別し、体質の改善と目の血流と眼圧の軽減を行います。
鍼灸療法による緑内障の効果に関する研究結果
鍼灸療法が緑内障に対して有効であるという報告は、近年増加しています。
一部の研究では、鍼灸が眼圧の低減に寄与し、視神経の保護に効果があると示されています。
また、鍼灸は眼疲労の軽減や目の血流改善に寄与することも報告されています。
これらの効果によって、症状を軽減し、進行を抑制する可能性が示唆されています。
来院~施術の流れ
予約いただく際には、以下の流れに従っていただきます。
(ネットですでに問診票記入済みの場合)
- ご来院
- 問診
- 検査、テスト、切診(触診)
- 状態、施術の説明、確認
- 施術
- 施術後の状態の確認
- お会計・次回予約
初診の場合は、お時間を80分程度みておいてください。
2回目以降は60分程度で終わります。
施術前にはお着替えが必要ですが、こちらでご用意しております。
施術は仰向けからスタートし、足、腕、お腹、胸などに鍼とお灸をします。
次にうつ伏せになっていただき、首、背中、腰、足、などに鍼とお灸をします。
施術後は、再度仰向けになっていただき、脈や顔色などを再確認して施術終了です。
施術前と施術後の状態の変化をお聞きしたのち、お会計をさせていただきます。
予定が決められる方には次回のご予約をお取りします。
初めての方は初診料がかかります。
ですが1年未満の場合は期間が空いても頂くことはありません。
ご予約は、メール、予約フォーム、LINEによる24時間の受付が可能です。
施術者が専属で施術を行うため、急な施術には無理が生じるおそれがありますので、完全予約制となっています。
事前のご予約をお願い致します。