慢性疲労症候群のケアの方法と鍼灸治療について

慢性疲労症候群(CFS)とは、日常生活に支障をきたすほどの強い全身の疲労感や倦怠感が休養しても回復せず、6ヶ月以上続く状態のことです。

CFSにはさまざまな症状があり

感染症のような症状

  • 発熱
  • リンパ節の腫れ
  • 咽頭痛

膠原病のような症状

  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 関節痛
  • 脱力感

精神的・神経的な症状

  • 睡眠障害
  • 思考力低下
  • 抑うつ
  • 不安

が現れます。

CFSの原因

CFSの原因は明確ではありませんが、

  • ウイルス感染
  • 免疫異常
  • 自律神経失調症
  • 甲状腺機能異常

などが関与している可能性があります。

CFSは主に若い女性に多く見られますが、男性も発症することがあります。

CFSの発症率が最も高いのは25〜44歳と言われています。

治療法

CFSの治療法は確立されておらず、主に対症療法が行われます。

具体的な治療法としては、

  • 休養
  • 薬物療法
  • 運動療法
  • 認知行動療法
  • 食事療法

があります。

休養はCFSの治療において非常に重要です。

自分の体に合わせて無理をせずに休息をとることが大切です。

薬物療法では、抗うつ薬、抗不安薬、鎮痛薬などが使用されます。

運動療法では、軽い運動から始めて徐々に運動量を増やすことが大切です。

認知行動療法では、CFSの症状を理解し、それに対処する方法を学ぶことで症状の改善を図ります。

食事療法も重要であり、CFSの症状を改善するためにはバランスの取れた食事が必要です。

エネルギーを高める食品や炎症を抑える食品を摂取することが推奨されます。

また、カフェイン、アルコール、砂糖などの刺激物は避けるべきです。

CFSのセルフケア

CFSに対するセルフケアの方法としては、

  • 十分な休息をとる
  • 規則正しい生活を送る
  • バランスの取れた食事を摂る
  • 水分をこまめに摂取する
  • 適度な運動をする
  • ストレスを解消する
  • 人との交流を深める
  • 自分の体に耳を傾ける

などがあります。

東洋医学的にみたCFS

東洋医学的には、CFSは「気」の乱れによって引き起こされると考えられており、漢方薬や鍼灸などの治療法が使用されます。

漢方薬はCFSの症状を改善し、身体の自然治癒力を高めるために使用されます。代表的な漢方薬としては、人参、黄耆、当帰などがあります(漢方医または医師の指示に従って服用してください)。

鍼灸は体内のエネルギーの流れを調整し、疲労や痛みを改善するために使用されます。

鍼灸治療を受けることでCFSの症状を緩和し、生活の質を向上させることができます。

副作用が少ないため、安心して受けることができます。

慢性疲労症候群は原因が明確ではなく、治りにくい病気です。

しかし適切な治療とセルフケアによって症状を改善し、日常生活を送ることができるようになります。

その手助けに鍼灸治療は回復に必ず役に立ちます。

来院~施術の流れ

男性更年期障害 問診

問診

来院されたら、まずはゆっくりとお話を聞かせていただきます。

初診では、お時間を80分程度みておいてください。

(2回目以降は60分程度で終わります)

お着替え

お着替えはこちらでご用意しておりますが、気になる方はご持参いただいても大丈夫です。

施術

施術は仰向けからスタートし、足、腕、お腹、胸などに鍼をお灸をします。

(場合によっては顔も)

その後、うつ伏せになっていただき、首、背中、腰、足、などに鍼とお灸をします。

施術後は、再度仰向けになっていただき、脈や顔色などを再確認して施術終了です。

お会計・次回予約

施術前と施術後の状態の変化をお聞きしたのち、お会計をさせていただきます。

予定が決められる方には次回のご予約をお取りします。

(あとからご予約いただくこともできます)

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