メニエール病とは

自律神経失調症 メニエール病

症状

メニエール病は、テレビで芸能人も罹患しているのをよく聞く病気です。

メニエール病を発表している芸能人は以下のとおりです。

  • 今井翼(歌手、俳優)
  • 久保田利伸(歌手)
  • 加護亜依(タレント)
  • 栗山英樹(プロ野球選手)
  • 相田翔子(タレント)
  • misono(歌手)

また、2022年10月に、歌手の中島美嘉さんがメニエール病を患っていることを公表しました。

主にバランスと聴力に重大な影響を与える内耳の機能障害によるものです。

この疾患は

  • めまい(回転感覚)
  • 聴力の低下
  • 耳鳴り
  • 患部の耳に詰まり感や圧力感

など、様々な症状が再発する特徴があります。

これらの症状は、生活の質を著しく低下させる原因となります。

メニエール病の原因

現時点では、メニエール病の正確な原因はまだ解明されていません。

優良なのは内耳内の液体の異常な蓄積が関与していると考えています。

耳には外耳・中耳・内耳があり、内耳はバランスを制御する重要な役割を果たしています。

その中の液体のバランスが崩れることで正常な機能が妨げられるといわれています。

メニエール病は、その予測不可能な発作と持続的な症状によって精神的にも肉体的にも大きなストレスやダメージを与えます。

また、めまい発作は突然現れるためまったく予測できません。

そうなると日常生活や仕事に大きな支障をきたします。

さらに、聴力の低下や耳鳴りは、社会的な交流やコミュニケーションにも大きな影響を与える可能性があります。

メニエール病の治療法

メニエール病の管理と症状の緩和のために、さまざまな治療法や対策が存在します。

生活習慣の変更、例えば低ナトリウムの食事やストレスの管理は、症状の改善に役立つ場合があります。

また、特定の薬物療法や補聴器の使用も患者の症状や生活の質を改善することができます。

さらに、保存的な治療が不十分な場合には、手術的な介入が必要な場合もあります。

メニエール病に対する鍼灸治療

鍼灸治療の場合、西洋医学的に治療するとなると先ほどの記述の通り内耳内の液体の異常に対しての治療になるので耳の周りの血流量をあげていくことになります。

これはなぜかというと、水と血はイコールではないのですが血流が上がるとリンパの流れにも関係してくるためです。

ですので、耳の周りと側頭部の部分を中心にコリや痛い場所を探してアプローチを行います。

東洋医学的には肝陽上亢腎精不足気血不足痰濁中祖

といった4つに大まかに分けられます。

それぞれ説明していきましょう。

肝陽上亢

肝陽上亢(かんようじょうこう)とは東洋医学でいう「肝」に影響がでてしまって起こるタイプです。

このタイプの人は

  • めまい
  • 耳鳴り(高い音が多い)
  • 目が腫れぼったくなる
  • イライラしたりで怒りっぽい
  • 顔が赤くなりやすい(怒ってる人みたいな赤さ)

などといったものが特徴的です。

俗にいうストレスが関係している人ですのでまず体のイライラしているところを抑えてあげないといくら耳周りを触っても変化はでません。

たとえ変化が出ても続きませんのでご注意ください。

腎精不足

耳というのは東洋医学では「腎」に影響します。

この腎精不足(じんせいぶそく)タイプは下の気血不足と少しかぶってしまいます。

違いの特徴としては

  • 耳鳴り(低い音)
  • 性欲、精力の減退
  • 足腰が弱る(力が入らない)

などが挙げられます。

年齢を重ねている方が多い印象です。

このタイプの人の治療にはエネルギーを溜めやすい体に整えること。

「腎」というのは水にも関係しているので働きを高めてあげることになります。

気血不足

気血が不足しているということは簡単にいえばエネルギー不足です。

食事はちゃんと摂っているのに!とおっしゃる方は胃腸が弱いです。

胃腸が弱いためしっかりエネルギーを吸収できず足りなくなり症状として現れます。

このタイプの特徴は

  • 冷え性
  • 息切れしやすい
  • 温度に関係なく日中に汗をかく
  • 動悸
  • 不眠

といった症状があります。

これらはみた感じからでもわかる通り明らかに”足りてない”状態です。

ですので、まずは体がエネルギーを吸収しやすいように作り替えながら水の流れを整えていくといった流れになります。

痰濁中祖

読んで字の如く痰濁(たんだく)というのは風邪を引いた時によく出たりするアレです。

この痰がねっとりしてネバネバしたものなのでこれが正常な流れをせきとめます。

特徴といった特徴はあまりないですが、上記以外だとそうだろうと思ってもらって大丈夫です。

手足がめちゃくちゃ冷たい訳ではないですが冷えが強かったり冷たいものをよく摂ったりするタイプがいる印象です。

これは「脾」や「肺」の機能に影響がでてくるため耳周り以外だと脾と肺のツボを選択します。

状況によって取穴するツボが変わるので記載はしませんが、肝の症状と痰濁の症状は余分なものがあるので取り除く、気血と腎精は足りないので補ってあげると思っていただければいいです。

まとめ

メニエール病といったような原因がよくわからない症状に対しては鍼灸は効果を発揮しやすいです。

これらはその部分だけをみるのではなく全体を治療することで体の流れを整えるからです。

全身が正常になれば耳周りの症状も改善し、快適な生活を送ることができることをお約束します。

来院~施術の流れ

問診
問い合わせ 問診

来院されたら、まずはゆっくりとお話を聞かせていただきます。

初診では、お時間を80分程度みておいてください。

(2回目以降は60分程度で終わります)

お着替え

お着替えはこちらでご用意しておりますが、気になる方はご持参いただいても大丈夫です。

施術

施術は仰向けからスタートし、足、腕、お腹、胸などに鍼をお灸をします。

(場合によっては顔も)

その後、うつ伏せになっていただき、首、背中、腰、足、などに鍼とお灸をします。

施術後は、再度仰向けになっていただき、脈や顔色などを再確認して施術終了です。

お会計・次回予約

施術前と施術後の状態の変化をお聞きしたのち、お会計をさせていただきます。

予定が決められる方には次回のご予約をお取りします。

(あとからご予約いただくこともできます)

ホーム » 鍼灸 » メニエール病とは

渋谷で鍼灸院をお探しなら一樹鍼灸院