うつ病に鍼灸治療が与える影響とは

【うつ病とは】

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うつ病(うつびょう)は、一般的には「うつ」と呼ばれる精神疾患の一つです。

うつ病とは:厚生労働省

うつ病は、

  • 患者が慢性的な憂鬱(うつ)
  • 無気力感
  • 興味や喜びの喪失

などの症状を経験する状態を指します。

一般的な日常の悲しみやストレスとは異なり、症状が長期間(通常は2週間以上)続き、患者の生活に重大な影響を与える場合があります。
一般的な症状には以下が含まれます

  • 意欲やエネルギーの低下:日常の活動に対する意欲やエネルギーが著しく低下し、日常の活動が困難になることがあります。
  • 興味や喜びの喪失:以前は楽しんでいた活動や趣味への興味がなくなり、喜びを感じることができなくなることがあります。
  • 睡眠障害:眠りが浅くなったり、早朝覚醒したりするなどの睡眠の問題が現れることがあります。
  • 食欲変化:食欲の低下や過食傾向が現れることがあります。体重の増減がある場合もあります。
  • 自己評価の低下:自己否定的な考えや価値感の低下、自己評価の厳しさが現れることがあります。
  • 集中力の低下:物事に集中することが難しくなり、判断力や注意力が低下することがあります.
  • 疲労感:疲れや倦怠感が継続的に現れることがあります。

これらの症状は個人によって異なる場合があり、症状の程度も異なることがあります。

原因としては

  • 生物学的
  • 遺伝的
  • 心理的
  • 社会的

な要因の相互作用によって引き起こされると考えられています。

うつ病


【鍼灸治療の概要と仕組み】

鍼灸は東洋医学の一部であり、細いハリを特定のポイントに刺激する治療法です。
この刺激によって身体のバランスを調整し、身体と心の調和を取り戻すことを目指します。
経絡、経穴(ツボ)を通じて体内のエネルギー(気)の流れを調整します。

【鍼灸治療がうつ病に与える影響とメリット】

鍼灸治療は、うつ病に対して多くのメリットをもたらすとされています。
治療によりストレスホルモンの分泌を抑制し、リラクゼーションや心身の緊張の緩和に効果があります。
また、鍼灸は脳内の神経伝達物質のバランスを調整し、抗うつ効果をもたらすと考えられています。

【鍼灸治療がうつ病の症状にどのように働くか】

鍼灸施術は、うつ病の症状に対して複数の働きを持っています。
まず、鍼灸は神経系の調整を促し、リラクゼーションや心身のバランスを改善します。
これにより、不安や抑うつといった症状の緩和が期待されます。

また、鍼灸は体内のエネルギーフローを調整することで、身体の自然な治癒力を高めます。
うつ病はエネルギーの滞りや不均衡と関連しており、鍼灸によってエネルギーの流れが改善されることで、症状の改善や回復が促進される可能性があります。

さらに、鍼灸は脳内の神経伝達物質のバランスを調整する作用があります。
うつ病ではセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質のレベルが低下していることが知られていますが、鍼灸はこれらの神経伝達物質の増加を促すことで、気分の安定や抗うつ効果をもたらす可能性があります。

また副作用のリスクが低く、非侵襲的な治療法であるため、他の治療法との併用によるリスクは少ないとされています。

【鍼灸治療の科学的な根拠と研究結果】

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鍼灸治療の科学的な根拠はまだ限定的であり、追加の研究が必要です。

一部の研究では、鍼灸の効果がプラセボ効果によるものである可能性も指摘されています。
しかし、多くの臨床研究やメタ分析は、鍼灸がうつ病の症状の緩和に影響することを示しています。

また、鍼灸の効果は個人によって異なる場合があります。
治療の効果は患者の症状の重さや病歴、治療の頻度や期間などによっても影響を受ける可能性があります。
最初の3ヶ月は週1回の通院が望ましいでしょう。

【鍼灸治療と他のうつ病治療法との組み合わせの有用性】

鍼灸治療は、他のうつ病治療法と併用することでさらなる効果を発揮する場合があります。
一般的なうつ病治療法には抗うつ薬や心理療法がありますが、鍼灸はこれらの治療法と組み合わせることで相乗効果をもたらすことが報告されています。

また副作用のリスクが低く、非侵襲的な治療法であるため他の治療法との併用によるリスクは少ないとされています。

【まとめ】

鍼灸治療は、うつ病の症状の緩和や回復に影響する可能性があるとされています。

鍼灸は経絡の調整や神経伝達物質のバランス調整により、うつ病の症状に働きかけます。
科学的な根拠は限定的ではありますが、多くの臨床研究や患者の報告によってその効果が示唆されています。

また他のうつ病治療法と併用することで相乗効果を発揮する場合があります。
抗うつ薬や心理療法との組み合わせにより、より総合的なアプローチが可能となります。

症状の程度などにより効果的な治療のために週1または10日に1回通院が望ましいです。

鍼灸は補完・代替医療の一環としての選択肢であり、総合的なアプローチを追求するうつ病の治療において有効的な価値があります。

当院で改善されている方も多くいらっしゃいますので是非ご来院ください。

来院~施術の流れ

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予約いただく際には、以下の流れに従っていただきます。
(ネットですでに問診票記入済みの場合)

  1. ご来院
  2. 問診
  3. 検査、テスト、切診(触診)
  4. 状態、施術の説明、確認
  5. 施術
  6. 施術後の状態の確認
  7. お会計・次回予約

初診の場合は、お時間を80分程度みておいてください。

2回目以降は60分程度で終わります。

施術前にはお着替えが必要ですが、こちらでご用意しております。

施術は仰向けからスタートし、足、腕、お腹、胸などに鍼とお灸をします。

次にうつ伏せになっていただき、首、背中、腰、足、などに鍼とお灸をします。

施術後は、再度仰向けになっていただき、脈や顔色などを再確認して施術終了です。

施術前と施術後の状態の変化をお聞きしたのち、お会計をさせていただきます。

予定が決められる方には次回のご予約をお取りします。

初めての方は初診料がかかります。

ですが1年未満の場合は期間が空いても頂くことはありません。

ご予約は、メール、予約フォーム、LINEによる24時間の受付が可能です。

施術者が専属で施術を行うため、急な施術には無理が生じるおそれがありますので、完全予約制となっています。

事前のご予約をお願い致します。

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